華氏65度の冬

うたを翻訳するということ

2017-05-15から1日間の記事一覧

With or Without You もしくはもしくは君なしで (1987. U2)

どうして「君がいようといまいと」と訳さないのだろう?何か訳せない理由でもあるのだろうか。初めてU2を聞いたときに歌詞カードに書いてあった「君と一緒に あるいは君なしで」という変テコな和訳を見た瞬間から、私はずっとそう思い続けてきた。"I wait/ w…

She もしくはヨシュアの木の下に (1973. Gram Persons)

グラム・パーソンズの遺体は柩におさめられて、次の朝の飛行機でただ一人の妹のいる故郷の南部に送られるはずだった。だが、送られなかった。柩が夜のうちに飛行場から盗まれたためだ。盗んだのは、グラム・パーソンズがもっともこころをゆるしていた友人の…

春天里 もしくは願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ (2009. 汪峰)

昨日のエセーニンについての記事を書き終えてから、彼の詩の最後の単語であるумирать(ウミラーチ=死ぬ)という言葉が日本語の「埋める」と似た音を持っていることが、何となく心に引っかかった。うみらーち。うみらーち。心の中で繰り返しているうちに脳裏に…