華氏65度の冬

うたを翻訳するということ

Celt & Irish

Riverdance もしくは大河之舞 (1994. Bill Whelan)

このブログのテーマは「うたを翻訳すること」なので、歌詞のついていない音楽のことをどんな風に取りあげたらいいのかということが非常に悩ましいのだが、布袋寅泰氏のファンサイトの人が親切にもネットに上げてくれていたセットリストを読み直してみるならば…

Mary of the South Seas もしくは南太平洋のメアリー (1996. The Finn Brothers)

え / id:flightsloth Mary of the South Seas Mary of the South Seas 英語原詞はこちら She boarded the boat a long time ago It opened her up to the world But time goes so slowly You won't see it pass A phone call from Dublin I'm with you at la…

Siúil A Rún もしくはシューラ·ルーン 〜君が行く道の長手を繰り畳ね焼き滅ぼさむ天の火もがも (17〜18c. Irish Traditional)

Siúil A Rún Siúil A Rún (Len Graham version) あぃうん だい うぉず おん よんでぅら ひぅ I would I was on yonder hill いせるまいせぅふ あぃう くらいまいふぃう 'Tis there myself I would cry my fill あ えぅりぃ てぃあ うぅ たん なぁ みぅ And e…

Cathain もしくはいつになったら (1996. Liam O'Maonlai)

Cathain Cathain ゲール語原詞はこちら かーにやー ことー わいりーほーがー Cathain a thiocfadh tú abhaile thugaim? もーかな たがまだ ひぇーらーりしゅ Ó cár a dtagamar le chéile arís? かーにやーことーわいりーほが Cathain a thiocfadh tú abhaile…

Don't go もしくは「ミチコオノ日記」が帰ってきた!(1988. Hothouse Flowers)

Don't go Don't go 英語原詞はこちら Yeah, there's smell of fresh cut grass and it's filling up my senses And the sun is shining down on the blossoms in the avenue There's a buzzing fly hanging around the bluebells and the daisies There's a …

Fairytale Of New York もしくはDom Perignon,Noel,Santa Maria (1987. The Pogues & Kirsty MacColl)

Fairytale of New York Fairytale of New York 英語原詞はこちら It was Christmas Eve babe In the drunk tank An old man said to me, won’t see another one And then he sang a song ‘The Rare Old Mountain Dew’ And I turned my face away And dreamed…

Caravan もしくはつったーん!(1970. Van Morrison)

私がこれほど憧れたライブ映像、これほどカッコいいと思ったライブ映像、これほど何度も繰り返し見たライブ映像には、自分がたとえこれから何十年生きることになったとしても、絶対に二度と出会えないと思う。 昔ビデオテープを何回も巻き戻して見ていたその…

This is a Rebel Song もしくは たたかいのうた (1997. Sinéad O'Connor)

This Is A Rebel Song I love you my hard englishman Your rage is like a fist in my womb Can't you forgive what you think I've done And love me - I'm your woman わたしのかたくななイギリス人よ。 わたしはあなたのことを愛している。 あなたの憤怒…

Sunday Bloody Sunday もしくは1972年1月30日 (1983. U2) もしくは (1972. John Lennon) もしくは (2004. The Wolfe Tones)

Sunday Bloody Sunday Yes... そう… I can't believe the news today Oh, I can't close my eyes And make it go away How long... How long must we sing this song How long, how long... 'cause tonight...we can be as one Tonight... 今日のニュースが…

Gloria もしくはヴァンモリソンとジムモリソンとニューヨークのクイーンと (1964. Them)

まさか「サマータイム・ブルース」でパティ・スミスの名前に出会うことになるとは、思わなかった。 この曲について、触れないわけには行かなくなってしまった。 この曲は、誰かのバージョンをひとつだけ取りあげて紹介すればそれでいいという曲ではない。ど…

Bad もしくはマレットと学ラン (1984. U2)

子どものころ、街で一番「強いひと」は、散髪屋のおばさんだと私は思っていた。 散髪屋のおばさんの前では、学校でどんなに恐れられているヤンキーやツッパリの兄ちゃんでも、週刊明星のヘアカタログか何かをオズオズと差し出して「すいません、この髪型でお…

Kilkelly もしくは案山子 3300マイル (1988. Moloney, O'Connell & Keane)

アメリカ・メリーランド州在住のピーター・ジョーンズの曽祖父が、アイルランドのメイヨー州キルケリーという小さな村を後にしたのは、130年前のことだった。ある日ジョーンズは、曽祖父の父親がキルケリーから息子に宛てた手紙の束を発見した。手紙はアイルラ…

My Irish Molly O もしくはモリーに首ったけ (1978. De Dannan)

Whiskey in the Jar に出てくるのは悪っるい悪っるいモリーさんだったけど、こちらはステキなステキなモリーさんのことを歌ったアイリッシュ・トラッドである。こちらも古い歌で、アイルランド移民のあいだで歌われていたのが、19世紀半ばにはすでにアメリカ…

Whiskey in the Jar もしくは父ちゃんのためならえんやこら (1972. Thin Lizzy)

今週のお題「家飲み」 自分が出会ってきた世界中の歌をひたすら翻訳しては、出会いの意味を再確認しているこのブログ。「今週のお題」と付き合いはじめて今回で3回目になるのだけれど、なかなかしっくり来る「お題」が回ってこない。今回は「家飲み」をテー…

And It Stoned Me もしくは終わった後でよくあるように (1970. Van Morrison)

みずから1つのアルバムをなす歌をつくるのが、シンガー・ソングライターという歌うたいだ。1つの歌でなく、おおよそ10の歌からなるアルバムというかたちは、LPレコードがつくりだした。しかし、たんに歌を10あつめるのでなく、1つのアルバムを、アルバム…

Nothing Rhymed もしくは間違う権利 (1970. Gilbert O'sullivan) ※好きな曲ではありません

ライミング(韻を踏むこと)は英語や中国語で詩を書く時には絶対に欠かせない要素であるらしいけど、日本文学では歴史的にそれほど重要視はされていない。575とか77とかそういう音数に関しては割とやかましいのだけど。しかし考えてみれば英語や中国語と日本語…

Thousands are Sailing もしくは涙にむせぶ人形たち (1988. The Pogues)

1845年にアイルランドを襲った「ジャガイモ飢饉」と呼ばれる大飢饉は、当時のイギリスによる苛烈な植民地支配ともあいまって100万人の餓死者を出し、さらに200万人の人たちが移民の形で国外脱出を余儀なくされた。現在のアイルランド全島の人口が600万人であ…

Alasdair Mhic Cholla Ghasda もしくは聖なることば (1989. Capercaillie)

ケルト人と呼ばれる人たちは、2500年ほど昔のヨーロッパで最も広い範囲にわたって暮らしていた民族だったといい、現在ではその子孫をもって任じている人たちが、アイルランドの全域とスコットランド、ウェールズ、およびイングランドのコーンウォール州とフ…

With or Without You もしくはもしくは君なしで (1987. U2)

どうして「君がいようといまいと」と訳さないのだろう?何か訳せない理由でもあるのだろうか。初めてU2を聞いたときに歌詞カードに書いてあった「君と一緒に あるいは君なしで」という変テコな和訳を見た瞬間から、私はずっとそう思い続けてきた。"I wait/ w…