華氏65度の冬

うたを翻訳するということ

The Band

Ain't No More Cane もしくはもはや地平線にサトウキビなし (20c. American Folk Song)

Ain't No More Cane 中学の時に手に入れたボブ·ディラン&ザ·バンドの「Basement Tapes」に入っていたバージョンが大好きだったのだけど、youtubeにはいい動画が上がっていなかったので、「Blue Water Highway」というアメリカのローカルバンドと思しき人たちの…

Rags And Bones もしくはキミの始まりの日へ (1975. The Band)

Rags And Bones Rags And Bones 英語原詞はこちら Catch a taxi to the fountainhead Blinking neon penny arcade A young Caruso on the fire escape Painted face ladies on parade The newsboy on the corner Singing out headlines And a fiddler sellin…

Christmas Must Be Tonight もしくは聖夜は今宵なるべし (1977. The Band)

Christmas Must Be Tonight Christmas Must Be Tonight 英語原詞はこちら Come down to the manger, see the little stranger Wrapped in swaddling clothes, the prince of peace The wheels start turning, torches start burning And the whole wise men …

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #21

#17〜20 ← Testimony → #22 自分が壊した何台目かのクルマの前で、ゴールドディスクをかざしてポーズをとるリチャード ドミニクさんとの結婚式の数日後、ロビーが母親をトロントに送って帰ってニューヨークに戻ってみると、なぜかみんなの雰囲気がピリピリし…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #17〜20

#13〜16 ← Testimony → #21 モントリオールの街を歩くロビーの結婚相手のドミニクさん 17章から20章までは、ディランとのワールドツアーを終えてからメンバーが揃ってウッドストックに移住し、「ザ·バンド」としてのデビューアルバム「ミュージック·フロム·ビッ…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #13 〜16

#8 〜12 ← Testimony → #17 1965年8月28日、1万5千人を収容するニューヨークのテニス場、フォレスト·ヒルズ·スタジアムでのサウンドチェック風景。この時が、ロビーとリヴォンがディランのバックを務めた最初のステージだった。 後にザ·バンドとなるホークス…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #8〜12.

#7 ← Testimony → #13 リヴォン&ザ·ホークスの集合写真。右からロビー、ガース、リチャード、リヴォン、リック。向かって左の二人は、ロニー·ホーキンスからの独立以降もしばらく行動を共にしていたジェリー·ペンファウンド氏とブルース·ブルーノ氏。 ザ·バ…

Greensleeves もしくはラストワルツ特集 完結編 (16c? English Folk Song)

#19 ← I Shall Be Released ディランの演奏が終わり、出演者の全員がステージに並んでいる。(マディ·ウォーターズとそのバンドだけは、出演を終えるとすぐにニューヨークに戻ったとのこと)。 Robbie: Thank you. We got Ringo and Ronnie Wood gonna help us…

Baby, Let Me Follow You Down もしくはラストワルツ特集 #19. (1962. Bob Dylan)

#18 ← Forever Young → 完結編 Baby, Let Me Follow You Down Baby, Let Me Follow You Down 英語原詞はこちら Can I come home with you? Baby, can I come home with you? Well, I'll do anything in this god-almighty worid If you'll just let me come …

Forever Young もしくはラストワルツ特集 #18. (1974. Bob Dylan)

#17 ← Forever Young → #19 青い服を来た詩人のローレンス·フォーレンゲティが、紹介されてステージに上がる。 Ferlinghetti: Let us pray. フォーレンゲティ:祈りましょう。 Our Father, whose art's in heaven Hollow by thy name... unless things chang…

Too Ra Loo Ra Loo Ral もしくはラストワルツ特集 #17. (1913. Chauncey Olcott)

#16 ← Caravan → #18 シャングリラ·スタジオの一室と思われる部屋。リヴォンがスコセッシに向かって話している。 Levon: Most of the show stuff, though, was like travelling shows, like tent shows. One was Walcott's Rabbit Foot Minstrels. リヴォン…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #7.

#6 ← Testimony → #8 ロニー·ホーキンスに煽られながら演奏するロビー。右肘が完全に、後年のスタイルだ。 Many southern rockabilly bands had a fondness for uppers-bennies dexies, black beauties, take your pick. "Diet pills" they called them, bec…

The Last Waltz Refrain もしくはラストワルツ特集 #16. (1976. The Band)

#15 ← Ophelia → #17 「Evangeline」の演奏を終え、楽器を下ろすメンバーたちの映像。ザ·バンドの5人がそろって演奏したのは、「ラストワルツ」の後に撮影されたこのシーンが最後となった。ガースの演奏する「チェスト·フィーバー」のイントロが流れ出す。 nagi199…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #6.

#5 ← Testimony → #7 最初のバンド「リズム·コーズ」で演奏するロビー 1950年代は「ロックンロールのビッグバン」の時代だったが、アメリカでは60年代初頭には早くもその火は消えかかっていた。ピアニストのスタンは将来の見通しが立たないことからバンドを抜け…

The Last Waltz Suite もしくはラストワルツ特集 #15.

#14 ← Evangeline → #16 スコセッシとリック、シャングリラ·スタジオの廊下に立っている。スコセッシ、カメラに向かって「OK」と言い、歩き出す。 Scorsese: So, Rick, what is Shangri-La? Maybe you could give us a little tour. スコセッシ:それでリック…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #5.

#4 ← Testimony → #6 実の父親の兄弟にあたる2人のおじさんと: 向かって左がモリー·クリーガーマン氏。右がネイティ·クリーガーマン氏。 ロビーが生まれて初めて出会った2人のおじ、モリー·クリーガーマン氏とネイティ·クリーガーマン氏は、どちらもトロント…

All Our Past Times もしくはラストワルツ特集 #14. (1976. Eric Crapton)

#13 ← Further On Up The Road → #15 Robbie: On the guitar, Eric Clapton! One, two, a-one, two, three... ロビー:ギターはエリック·クラプトン!ワン、ツー、あワンツースリー… Further On Up The Road Further On Up The Road 詳しい翻訳記事はこちら …

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #4.

#3 ← Testimony → #5 「カウボーイの図柄が入った最初のギター」とロビー 第4章の冒頭では、ロニー·ホーキンスがフォークソングのアルバムを作ったエピソードが紹介される。いわゆる「フォーク·ムーブメント」が全米に巻き起こる数年前のことであり、ロニーには「…

Furry Sings The Blues もしくはラストワルツ特集 #13 (1976. Joni Mitchell) ※

#12 ← Mannish Boy → #14 暗い部屋で、リヴォンとスコセッシが向かい合っている。カメラはスコセッシ目線。(映っていないが、ロビーがスコセッシと並んで座っているものと思われる)。 Levon: Near Memphis, cotton country, rice country, the most interest…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #3.

#2 ← Testimony → #4 「Me with my first ax」というキャプションのついたロビーの写真。英語圏のギター弾きの人は、自分の楽器のことをしばしば「ax (斧)」と呼ぶらしい。何か、韓国の人が自分のクルマのことを「エーマ (愛馬)」と呼んでいるのをテレビで見た時と…

Mystery Train もしくはラストワルツ特集 #12 (1973. The Band)

#11 ← Mystery Train → #13 ピンクのカーテンのついた豪華な部屋に、リヴォンを除くザ·バンドのメンバー4人。座っているのは右からリチャード、ガース、リック。ロビーひとりがその後ろを、立ったり歩いたりしている。 Robbie: Levon's home town, it's near…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #2.

#1 ← Testimony → #3 ロビーの母親のドリーさんの若かりし頃の写真。ジミー·ロバートソン氏が自分で彩色したらしい。 「Testimony」の第2章は、アーカンソー州のロニー·ホーキンスのもとで新しい生活を始めたロビー少年に、5週間のカナダツアーに出ることが決…

Shadows And Light もしくはラストワルツ特集 #11 (1975. Joni Mitchell)

#10 ← Coyote → #12 ザ·バンドのメンバーが、大きな南軍旗の飾られた部屋で一堂に会している。(南軍旗は差別主義者や奴隷制擁護論者のシンボルにもなっている旗であり、私自身は「日の丸」やナチスの旗と同じくらいに大嫌いな旗であるということは、付記してお…

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #1.

#0 ← Testimony → #2 「トロントにて 両親と」というキャプションの入った写真 (自伝より) Stared out that train window into darkness, till I near went stone blind. 列車の窓から暗闇を見つめていた ほとんど何も見えなくなってしまうまで ※ 「blind」とい…

Dry Your Eyes もしくはラストワルツ特集 #10 (1976. Neil Diamond)

#9 ← Dry Your Eyes → #11 写真だろうか。窓の外の風景だろうか。川の向こう側に街が広がっている映像。そこからカメラが引いてゆくと、映画館の客席のような場所にリヴォンとロビーが座っている。 Revon Helm:A dream come true. Fascinating. Scary. Kind …

ロビー·ロバートソン自伝「Testimony」読書ノート #0.

最近始めたSNSを通じて、ザ·バンドのギタリストだったロビー·ロバートソンが2016年に「Testimony」というタイトルの自伝を出していたこと、そしてこの秋にはいよいよその日本語訳が発売されるという話だが、何かの事情でそれが繰り返し延期されているらしいと…

Old Time Religion もしくはラストワルツ特集 #9 (19c. African-American Spiritual)

#8 ← The Night They Drove Old Dixie Down → #10 暗くなった画面から、楽器の音が流れてくる。 Richard: Doesn't that need dusting? リチャード:ホコリを払った方がいいんじゃないのか? Rick: This looks interesting. We'll play "Old-Time Religion" f…

Slippin' And Slidin' もしくはラストワルツ特集 #8 (1956. Little Richard)

#7 ← The Weight → #9 長椅子に寝そべったリチャードが言う。 Richard: Well, we were The Hawks. リチャード:んーと、な。おれたちは、ザ·ホークスだったんだ。 カメラ、切り替わってロビーを映し出す。 Robbie: Everything was fine. We were sailing alo…

Sip the Wine もしくはラストワルツ特集 #7 (1977. Rick Danko)

#6 ← Stagefright → #8 …「Drunkard's Basement」管理人のあもさんが作成された同人グッズの缶バッジ、2018.9.1.から1ヶ月限定で発売予定だそうです。 drunkardsbasement.jimdofree.com 録音機器の前でインタビューに答えるロビー。「Who Fo You Love?」の前の場…

Four Strong Winds もしくはラストワルツ特集 #6 (1963. Ian & Sylvia)

#5 ← Helpless → #7 Robbie: Everybody knows him. You know this guy, I bet. ロビー:彼のことはみんなが知ってる。きっと知ってると思うよ。 Neil Young: Thank you, man, for letting me do this. ニール·ヤング:ありがとう。ここでやらせてくれて。 Ro…