華氏65度の冬

うたを翻訳するということ

Fairytale Of New York もしくはDom Perignon,Noel,Santa Maria (1987. The Pogues & Kirsty MacColl)


Fairytale of New York

Fairytale of New York

英語原詞はこちら


It was Christmas Eve babe
In the drunk tank
An old man said to me, won’t see another one
And then he sang a song
‘The Rare Old Mountain Dew’
And I turned my face away
And dreamed about you

その日はクリスマスイブだった。
酔っぱらい専用の留置場で
ひとりのじいさんがおれに話しかけた。
「来年のクリスマスの頃にゃ
わしもおおかた生きちゃいめえよ」
そしてじいさんは歌い出した。
「ザ·オールド·マウンテン·デュー」だ。
おれは顔をそむけ
そしておまえの夢を見ていた。


Got on a lucky one
Came in eighteen to one
I’ve got a feeling
This year’s for me and you
So happy Christmas
I love you baby
I can see a better time
When all our dreams come true

競馬で大穴をとったぜ。
18倍もついたんだ。
おれ、わかる気がするんだよ。
今年はおれとおまえの年だぜ。
だからクリスマスおめでとう。
愛してるぜベイビー。
きっとよくなるよ。
おれたちの夢が全部かなうのが
見える気がするんだよ。


They’ve got cars
Big as bars
They’ve got rivers of gold
But the wind goes
Right through you
It’s no place for the old
When you first took my hand
On a cold Christmas Eve
You promised me
Broadway was waiting for me

リッチな人たちは
酒場が開けそうなくらい
大きなクルマに乗ってるし
黄金の流れる川も持ってる。
でも北風はまともに吹きつける。
あたしたちみたいな年になった人間が
住む場所じゃないわよね。
とある冷たいクリスマスイブに
あんたが初めてあたしの手を握ったとき
ブロードウェイがあたしのことを
待ってるぜってあんた
約束してくれたんだっけね。


You were handsome
You were pretty
Queen of New York City
When the band finished playing
They howled out for more
Sinatra was swinging,
All the drunks they were singing
We kissed on a corner
Then danced through the night

あんたハンサムだったよ。
おまえはかわいかったぜ。
ニューヨークシティの女王様だ。

バンドの演奏が終わって
みんなもっとやれって吠えまくってた。
シナトラがスウィングしてて
酔っぱらいたちはみんな歌ってて

あたしたちは
おれたちは
隅っこでキスして
夜通し踊ったんだ。


The boys of the NYPD choir
Were singing ‘Galway Bay’
And the bells were ringing
Out for Christmas Day

ニューヨーク市警の聖歌隊が
「ゴールウェイ·ベイ」を歌っていた。
そして鐘が鳴り響いていた。
クリスマスの日のために。


You’re a bum
You’re a punk
You’re an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip
In that bed

あんたって最低ね。
ほんとチンピラだよね。

おまえはヤク中のアバズレじゃねえか。
いっつも死にかけで
点滴のベッドに寝てるくせして
何言ってやがんだ。


You scumbag
You maggot
You cheap lousy faggot
Happy Christmas your arse
I pray God
It’s our last

人間のクズ!
うじむし!
あんたなんてシラミのたかった
安物のfaggotよ。
あんたの肛門にメリークリスマス。
あたしたち終わりになりますようにって
あたし本気で祈ってやるからね。


The boys of the NYPD choir
Were singing ‘Galway Bay’
And the bells were ringing
Out for Christmas Day

ニューヨーク市警の聖歌隊が
「ゴールウェイ·ベイ」を歌っていた。
そして鐘が鳴り響いていた。
クリスマスの日のために。


I could have been someone
Well so could anyone
You took my dreams
From me when I first found you
I kept them with me babe
I put them with my own
Can’t make it all alone
I’ve built my dreams around you

おれだって
なにかになれたかもしれないんだ。

だれだって
そう言うでしょうよ。
あたしがあんたに初めて出会ったとき
あんたはあたしの夢を
みんな持ってっちゃったんだからね。

とっておいてあるよ。
おまえの夢が今でもおれの夢なんだよ。
ほったらかしになんてできるもんか。
おれの世界の真ん中にはおまえがいて
そのまわりにおれは自分の夢を
築きあげてきたんだぜ。


The boys of the NYPD choir
Were singing ‘Galway Bay’
And the bells were ringing
Out for Christmas Day

ニューヨーク市警の聖歌隊が
「ゴールウェイ·ベイ」を歌っていた。
そして鐘が鳴り響いていた。
クリスマスの日のために。



主人公の男女はアイルランド移民の中年夫婦。「The Rare Old Mountain Dew」「Galway Bay」は共にアイルランドの伝承曲。「faggot」は男性の同性愛者に対する別称であり、ここでは原文をそのまま転載しました。




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Fairytale of New York

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