華氏65度の冬

うたを翻訳するということ

Can't Take My Eyes Off You もしくは君の瞳に恋してる (1982. Boys Town Gang)


Can't Take My Eyes Off You

Can't Take My Eyes Off You

英語原詞はこちら


You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
You'd be like heaven to touch
I wanna hold you so much

あなたはありえないくらいすばらしい。
あなたから目が離せない。
触って確かめることのできる
天国があるとしたら
それがあなただと思う。
抱きしめたくてたまらない。


At long last love has arrived
And I thank God I'm alive
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you

最後の最後になって愛が訪れた。
自分が生きていることを
かみさまに感謝したい。
あなたはありえないくらいすばらしい。
あなたから目が離せない。


Pardon the way that I stare
There's nothing else to compare
The sight of you leaves me weak
There are no words left to speak

じろじろ見ちゃってるけど
許してください。
あなたと比べることのできるものなんて
何もありません。
あなたの面影は
私をめろめろにします。
言葉にできることなんて
なくなってしまいます。


But if you feel like I feel
Please let me know that it's real
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you

でももし私が感じているように
あなたも感じてくれているのなら
これはウソじゃないんだってことを
私にわからせてください。
あなたはありえないくらいすばらしい。
あなたから目が離せないんです。


I love you, baby
And if it's quite alright, I need you, baby
To warm a lonely night, I love you, baby
Trust in me when I say

好きなんです!
それでもしよかったら
あなたにいてほしいんです!
さみしい夜をあたためるために。
好きなんです。
私の言うことを信じてください。


Oh, pretty baby
Don't bring me down, I pray, oh pretty baby
Now that I found you, stay
And let me love you, baby
Let me love you

ああ素敵なあなた!
がっかりさせないでください。
祈っちゃいます。
素敵なあなた。
あなたという人をとうとう
見つけることができたんです。
ここにいてください。
そして
愛したっていいでしょう。
愛したっていいって
言ってください。


You're just too good to be true
Can't take my eyes off you
You'd be like heaven to touch
I wanna hold you so much

あなたはありえないくらいすばらしい。
あなたから目が離せない。
触って確かめることのできる
天国があるとしたら
それがあなただと思う。
抱きしめたくてたまらない。


At long last love has arrived
And I thank God I'm alive
You're just too good to be true
Can't take my eyes off you

最後の最後になって愛が訪れた。
自分が生きていることを
かみさまに感謝したい。
あなたはありえないくらいすばらしい。
あなたから目が離せない。


I love you, baby
And if it's quite alright I need you, baby
To warm a lonely night, I love you, baby
Trust in me when I say

好きなんです!
それでもしよかったら
あなたにいてほしいんです!
さみしい夜をあたためるために。
好きなんです。
私の言うことを信じてください。


Oh, pretty baby
Don't bring me down, I pray, oh pretty baby
Now that I found you, stay, oh pretty baby
Trust in me when I say

ああ素敵なあなた!
がっかりさせないでください。
祈っちゃいます。
素敵なあなた。
あなたという人をとうとう
見つけることができたんです。
ここにいてください。
そして
愛したっていいでしょう。
愛したっていいって
言ってください。


Oh, pretty baby
ああ素敵なあなたよ。


Can't Take My Eyes Off You (Frankie Valli)

この歌はもともと1967年にフランキー·ヴァリという人が歌ってヒットさせた歌らしいのだが、私にとっては物心ついた時分からずっとボーイズ·タウン·ギャングの曲である。ただしこの「ボーイズ·タウン·ギャング」というのがどういう人たちで、他にはどんな歌を歌っていた人たちだったのかということについては、今回調べてみるまで何も知らなかった。

記事を書くために調べてみて初めて知ったのは、このグループが80年代のサンフランシスコにおける「ゲイカルチャー」の中から生み出されたグループだったらしい、という事実だった。下にリンクを貼らせて頂いた記事の中に詳しいが、「ボーイズ·タウン·ギャング」は当時地元のDJだったビル·モトリーという人が「ゲイのリスナーをターゲットに」オーディションでメンバーを募って発足させたグループで、名前の中の「ボーイズ·タウン」には「ゲイの街サンフランシスコ」という意味が込められていたのだという。この歌を歌っているジャクソン·ムーアさんは「二代目」のボーカリストらしいのだが、その女性ボーカルのバックでトム·モーレイさんとブルース·カールトンさんという2人の男性ダンサーが踊っている、という構図については、このグループの一貫したスタイルになっていたらしい。
blog.goo.ne.jp
その「バックのダンス」以外のどの部分に「ゲイカルチャー」が反映されているのかということについて、何も知らない私には書けることなんて全然ないのだが、この歌に漲っている「エネルギー」そのものの中に当時の「ゲイカルチャー」が体現されているのだとしたら、それは「感動的」なものだったのだろうなと率直に言って思う。そしてこの歌の歌詞の言葉は、確かに歌い手の性別を「選ぶ」内容にはなっていない。そう言ってよければ、「普遍的な愛の歌」なのだ。そして事実、この歌がその後どれだけの長きにわたって、スーパーからディスコまで、あらゆる場所で流れ続けているかということは計り知れないし、またどれだけ多くのアーティストからカバーされているかということも、数えきれない。最初に歌を作った人の偉大さということももちろんあったのだろうが、その「歌の力」を「引き出した」のが「ゲイカルチャー」の中から生まれたグループだったということは、音楽の歴史に刻まれるべき事実であるに違いない。そしてこの歌が「聞こえなくなる日」というものは、おそらく永遠に訪れないのではないかという感じがする。

ところでU2の流れからどうして唐突にこの曲を取りあげることになったのかといえば、前記事で取りあげた「Where The Streets Have No Name」をペットショップボーイズがこの曲とマッシュアップしていたのを、それこそ唐突に思い出したからなのである。


Where The Streets Have No Name / Can't Take My Eyes Off You

それで「おまけ」みたいな感じでこの曲のことも取りあげておこうと思ったら、思いもかけずいろんなことを学ばされる結果になってしまったのだった。正月からいい勉強をさせてもらった。ではまたいずれ。

後日付記

今回の記事に

フランキーがこの曲に込めた思いを知ってから、単なるラブソングに聞こえないのが悲しい。
イーストウッド監督の「ジャージー・ボーイズ」良かった。

というコメントを寄せてくださった方がいらっしゃいまして、「ジャージー·ボーイズ」、私も観てみました。フランキー·ヴァリとフォー·シーズンズの面々が主人公となったミュージカルが、2014年に映画化されたものです。そしてやはりフランキー·ヴァリのバージョンについても「ちゃんと」触れておかないことには、この歌について半分も語ったことにはならないよなということを痛感させられました。

下のリンクは、やすじさん(id:hgkmsn)がこの歌を「フランキー·ヴァリの視点から」翻訳されている記事です。このページを訪れて下さった方には、ぜひ併せて読んで行かれてほしいと思います。
hgkmsn.hatenablog.com

Can't Take My Eyes Off You Flash Mob


=楽曲データ=
Originally Released: 1967.5.
Key: A♭→B♭